月別アーカイブ: 2017年11月

優秀な脱毛士って? ~お客様目線で~

確実に永久脱毛にするために必要なスキルとは

以前に電気脱毛士を目指す方に向け、脱毛士になるために必要な資質について書きました。↓

電気脱毛スクールについて② 美容電気脱毛士を志す方へ・・

今回は施術を受けるお客様目線で「腕の良い電気脱毛士をどうやって見極めればよいのか」を書いてみたいと思います。

あくまでも「技術的に」なので人柄や接客については触れません😗
サロンオーナーそれぞれのポリシーもありますし。

ちなみにエステティシャン、脱毛士の教育用に作成して、今はコンサルティング等で使用している資料に「求められる脱毛士、エステティシャンとは」を列挙した評価表があります。
身だしなみから勤務態度、接客、マインドまで88項目あります。これもとても重要なことなのでまた機会があればご紹介したいと思います。

さて、「 腕の良い電気脱毛士に必要な技術とは☝ 」※高周波法

① 痛みと皮膚への負担を最小限にするためのパワー設定ができる(挿入角度、深度が的確)

② 毛穴への挿入は確実かつスピーディに、できるだけ手際良く

③ その日の皮膚の問題を見逃さず毛穴ひとつひとつに合わせた対応が出来る

④ ①~③をクリアした上で、全ての毛穴に確実な永久脱毛処理(熱による組織の凝固)ができる

ただし、これはお客様からは判断できません...

スタッフが何人もいるサロンでしたら多少の比較が可能かもしれません。
例えば毛穴への挿入が的確でない場合は、通常のパワー設定より高めの設定でないと処理ができません。そのため「あのスタッフが担当の時は痛い、赤みが出る」とか「必ずカサブタが出来る」とか💦💦

大手などのサロンに通っているお客様は思い当たることがあるかもしれません。
あとありがちなのは「一つの毛穴に挿入するのに何度もやり直し時間がかかっている」「明らかにテンポが遅い」などですが、これは新人脱毛士にありがちなので問題外のレベルとして...

「あのスタッフだと、いつもより早く次の毛が生えてくる」とか💦💦
これは、永久脱毛にするための処理が出来ていなくて毛が途中で切れてしまっている「引っこ抜き」をしているケースです。←これ、かなり問題なので後で詳しく...

エステティックはなんの技術にしても施術者のレベルは当然ながら個人差があります。
フェイシャルやボディコースならお顔やお身体を触られた感触やマッサージの技術、仕上がりのお肌などで効果を実感できますが、脱毛の場合は残念ながら施術を受けただけでは腕の良し悪しを判断できないのです。そう、お客様目線で「優秀な脱毛士の選び方」をお伝えしたいのですがここが美容電気脱毛(ニードル脱毛)の難しいところなのです😩

半年、1年と経って初めて「あれ?あんまり減ってない?」「始める前より肌が荒れてる?毛穴が黒ずんでる?」となりますが、そもそも毛の減り方を他店と比較できるわけではありませんのでお客様は気づかずに無駄な時間や費用をかけてしまっていたり、お肌を痛めているケースがあります。

脱毛士によっての効果の差は永遠に比較できません。
なので、お客様は選んだ脱毛士を信頼して任せるしかないのです😓

新人脱毛士でなくとも、例え脱毛士として何年もキャリアがあっても、自身が気づかないうちに変な癖が付きいつの間にか自己流の技術になっていることもあります😓💦

それが前述の「引っこ抜き」です。

これはかなりのロスタイム。せっかくお支払いいただいた脱毛料金、意味のないものになってしまうのです。
そうするとどうなるかというと、つまりは本来100%確実な技術なら1年で終了するお客様が2年かかったり、費用にしても例えば3万円で終わるはずの方が6万円かかるなど。。
実際に時々、「もう1年以上通ってるのに減らない」「3年通ってるのに終わらない」と言って他店に通っていた方がご来店されます。

なので、脱毛士はいつの間にかついた変な癖、自己流の技術にならないよう、誰か他の脱毛士や講師に定期的に技術チェックしてもらうのはとても重要な事です☝

これは自分の技術、シンシアリーの技術を自慢したくて書いているわけではありません。

そういう方がお越しになる度に「ニードル脱毛なら確実に無くせる」と信じて電気脱毛を始めて下さったお客様に申し訳ない気持ちになるのです😥

以前に他店で施術を受けて、パワー設定が必要以上に強すぎたか挿入自体が下手だったのか、毛穴がかなりひどい大きなカサブタになって来店されたお客様のワキと足の状態を見て私は泣いてしまったこともあります💦💦
なんでだったのでしょう...「どうしてこんなお肌に。。」自分が施術したわけではなくてもお客様に申し訳ないような気の毒な気持ちと、そんな未熟な脱毛士がお金をいただいて施術をしていることに対して悔しい気持ちが入り混じったような感情でした。

一時期、レーザー脱毛や光脱毛の流行で電気脱毛のお客様が激減し、脱毛士までが辞めていく状況の中、「絶対にこの技術を続けたい」という想いで様々な困難を乗り越えて続けてきました。
同じような思いで電気脱毛をやめずに続けてきた脱毛士の方達は他にも全国にたくさんいらっしゃいます。

あれから10年以上経って、せっかくまた美容電気脱毛(ニードル)の需要が高まってきたこの日本で活動する脱毛士には、限りなく100点満点、限りなく処理率100%に近い施術をして欲しいのです。中途半端な技術で施術して欲しくないのです。

そして、お客様にも本物を見極める目を持っていただきたい、そして微力も微力ですが少しでも業界のレベルアップに貢献出来たら、という気持ちでこのように情報公開をしています。

「技術が完璧ならば、どのように効果が出るのか」

その場では効果や技術レベルがわかりにくいのが脱毛の特徴ですが、目安として参考になるかもしれません。※以下は初めて脱毛をする部位の場合です。レーザー、光脱毛後の部位は多少変わります ↓

・表面処理(来店時に表面に生えてきている毛を全て処理すること)をした後は、2~3週間くらいは新しい毛がまだ生えてこない

・3週を過ぎたあたりから、生え始めの柔らかい細い毛が出てきて4週くらいで剃りたくなるのでその頃にまた表面処理をすると良いペース(部位によって周期は多少変わります)

・表面処理を5~6回する頃には明らかに毛量が激減します

・その頃には例えば眉毛ならラインが出来てきて崩れなくなり、シェーバーを使わない方も多い

・身体の場合でも明らかに毛穴と毛穴の間隔が開いてきて、密集度が目に見えて減る

・期間でいうと6~8か月

・それ以降は処理にかかる時間が減っていく一方、毛の生えなそうな状態の皮膚の面積が増えてくる

・1年過ぎたら満足レベルと終了する方もいますし、最後の1本までと1.5年~2年通う方も。

なんとなく毛の減っていくイメージが伝わりますでしょうか・・硬毛化した毛の脱毛の場合は、減りの実感は上記より2~3割以上早いことが多いです。

レーザー脱毛の残り毛ですと、もっともっと早いです。

個人差もありますので詳しくは体験コースにて毛量を拝見して、時間、費用、期間をお見積りいたします。

※ただいま混みあっておりますので、恐れ入りますが余裕を持った日程でのお申込みをお願いいたします。

★ 東京の電気脱毛、ニードル脱毛 ★
プライベートサロン シンシアリー
TEL:03-6303-3899
https://www.electrolysis-tokyo.com

脱毛機とその違いについて

たくさんのお客様のご来店ありがとうございます。

今年も一応?繁忙期が終わりました。
美容業界は3~9月は繁忙期なのですが、脱毛に関しては近年はあまり関係ないかもしれません。
肌が隠れて紫外線が落ち着く、これからの時期に始める方も増えています。

シンシアリーでは11月となりました今月も引き続き予約が混みあっており、時々新規のご予約をSTOPしたりしている状況です😣
会員のお客様もご希望日にお受けすることができない事も多く大変申し訳ありませんが、それでも結果的に他店よりリーズナブル短期間でムダ毛を無くす自信がございます💪

お顔の脱毛の間隔は4~6週おき、お身体の場合は6~8週おきに表面処理(表面に出てきた毛を全て処理して帰ること)をするのがベストです。

ご希望日が取れず多少間が空いてしまう場合があるとしても、ご予約がそれ以上先になってしまうほどは混んではおりません。

恐れ入りますが、お帰りの際になるべく次回のご予約をお取りいただきますようお願いいたします🙇

さて、今年も恒例のJSAセミナーがありました。

エステティシャンのための継続教育セミナー 2017  Vol.45

 

今年も2日間で8名の先生にご講演をいたただき、とても勉強になりました。
2014年 VOL.42のセミナーの際には私も皆様にお話をさせていただきました。
スタッフ育成についてと、高周波法について、アメリカの脱毛事情についてでした。
テーマを欲張りましたね。。持ち時間ギリギリでした。

https://www.jsa-cpe.org/press/situation_jp/report/

高周波法の脱毛機がいよいよ広まる?かな?

このセミナーにて、今年から脱毛機の展示販売がありました。

日本では様々な事情から海外の最先端の脱毛機が手に入らず、もう何十年も前から国内に出回っているブレンド脱毛機を修理しながら使用している脱毛士が多いのです。
そのため、高周波法を行う脱毛士は少なく、今でも日本ではブレンド法が主流となっています。

※高周波法を「スーパーフラッシュ」や「ショートウェーブ」と呼ぶこともあります。

今回、販売されるようになった脱毛機はやはり中古ですが、高周波法の出来る脱毛機です。
そのため、これが脱毛士の間で広まってくれば、高周波法をやり始める脱毛士も増えると思います。
※もちろん、協会では経験者、有資格者にしか販売しないそうです。

ただ!高周波法ははっきり言って技術的に難しいです😵💦

今までブレンド法の経験がある脱毛士でも、高周波法で完璧な処理が出来るようになるまでは時間を要しますし、何年たっても完璧な施術が出来ない人もいます。

今までたくさんの脱毛士を育成してきて、ブレンド法をしていたスタッフが高周波法へ移行する際になかなか上達しないことが多々ありましたが、恐らくブレンド法の時の癖や、自己流になってしまっているのだと思います。

下手な脱毛士の場合は、見た目には処理出来ているように見えても、実際は処理した毛を再生させ、未処理にしてしまう場合があります。

脱毛士の技術レベルをスピードや手際の良さ以外でお客様が判断するのは難しいのですが、脱毛中に常に毛を引っ張られているような感じがしたり、表面処理したのに1~2週間でまた固い毛が生えてきてしまったときは要注意です。
処理がきちんとできていない場合があり、それはロスタイムを意味します

このあたりの事は 2014年のセミナーでも話したことなのですが、また別の機会にこのblogでも詳しくご説明させていただきます。

ちなみに前述の中古脱毛機、シンシアリーでも1年前に購入しました。
実はこれ以外にもシンシアリーでは研究や故障時の予備の目的で合計6種類の脱毛機を所有しております。
もちろん、私達の使用する脱毛機を超えるものは残念ながら日本には無いと思っていますので普段はそれらは使用しておりません。
開業時は私もブレンド脱毛機を使用してた時期もありましたので、とても愛着があって使用して無くとも捨てられない脱毛機もあります💦

現在、シンシアリーの使用する脱毛機は1本の毛を処理するのに0.001秒~設定できますが、使用するのは細い毛では0.016秒です。どんなに剛毛でも0.028秒くらいで0.030を越えることはほとんどありません。

これが0.01秒違うだけで全然痛みが違います。私自身がかなり痛がりなのです😥
他の脱毛機では同じ高周波法と言っても0.1秒近くで処理しますが、やはりこれは熱がズドン!とくる感じがしてかなり痛いです。

シンシアリーの脱毛機は秒数が短い分、痛みが極端に少ないです。日本に出回っている中古機とはそもそも周波数が違い、お肌への負担も少なくなっています。
個人差はありますが毛穴の奥の方で熱を感じる程度です。

そして高周波法の施術歴の長い脱毛士のスピーディで完璧な技術💪🌟

痛みが心配で電気脱毛を始めるのを躊躇している方は是非お試しください。

★ 東京の電気脱毛、ニードル脱毛 ★
プライベートサロン シンシアリー
TEL:03-6303-3899
https://www.electrolysis-tokyo.com